魅力確率を上げるポイント1
色彩によって、魅力確率は大きな影響を受けます。
飲食店を対象にした色彩研究から、入店を誘う色と拒む色があることが明らかになっています。飲食店も長らく遅れた業界でしたので、私の会社で研究してみたのです。色彩から受ける影響は、医院も飲食店もその他の業種も変わりません。
医院における色彩と魅力との関係を考える上で、面白い事例がありますのでご紹介しましょう。


Beforeの左写真を見てみましょう。色彩はブルーとグリーンの組み合わせです。看板が古くなって鮮度が落ちています。デザインは縦と横のラインだけで構成されています。
この写真からどのようなイメージを受けるでしょうか?
魅力を感じて入りたくなるでしょうか?
このクリニックに入ると「かえって具合が悪くなりそう」なイメージではないでしょうか?
原因は色彩にあります。
ブルーとグリーンの色の組み合わせは、実は「病気を連想させる色」なのです。さらに、鮮度の落ちた古い看板が、不健康なイメージを増幅しています。
その上、縦横のラインだけで構成されたデザインは「顔が四角で、ひげ面のこわい先生」が出てきそうなイメージを与えます。
病院へ行くのはただでさえ不安なところに、こうしたイメージを与えられれば、患者さんが二の足を踏むのは無理からぬことでしょう。
Afterの右写真は、改善後の写真です。
色彩はピンクとホワイトで、これは「健康さを表現する色」です。デザインに曲線を使って、全体的にやわらかいイメージを表現しています。
BeforeもAfterもまったく同じ医院です。院長先生もスタッフも設備もまったく変わったわけではありません。けれども、見たイメージ、魅力がまったく異なっています。
もしも両方の医院が並んでいるとしたら、どちらの医院に入りますか?
患者様の選択は明らかでしょう。
このように、色彩によって医院の魅力は大きく変わってきます。歯科医院を初めとして、これからの医療機関に求められているのは「健康イメージ」です。
ターゲット層に合わせた色の魅力で集患する――これが色彩効果を発揮させる方法です。
色彩というのは大変に奥深くて、男女によっても、世代によっても、また地域によっても感じ方が異なります。
医院の魅力確率を高める色づかいでとくに注意したいこと、それは医院サイドの感性ではなくて、通行人サイドの感性で考えるということです。
院長先生の感性でも、スタッフの感性でもなく、ましてや内装デザイナーの感性でもありません。あくまでも通行人が、どう感じるかということです。
もちろん、通行人がすべて同じ感性を持っているわけではありません。自院のターゲット、来てほしい患者様の感性の最大公約数を追及していくことが大切なのです。
「歯科医院の魅力は色でつくられる」
「魅力ある色はターゲットの感性で選ぶ」
色が人を動かすことをよく知って、感性に働きかけるデザインを心がけるべきです。
ステップアップ確率:
魅力確率を上げるポイント2
色彩と同時に重要なポイント、それは〝看板の鮮度〟です。
肉や魚や野菜と同様に、看板にも「鮮度」があります。
とくに医療機関の場合には、鮮度の悪さ(看板の汚れ・色あせ・破損……)は、重大なマイナスイメージに直結します。
「最先端の医療が受けられそうもない」
「不潔で非衛生な治療をされるのではないだろうか」
「なにか問題があって流行っていないのではないだろうか」
こんなイメージに結びついてしまうのです。
看板は1回つくれば終わりというわけではありません。メンテナンスをしっかりとして、常に鮮度を保っておくことが大切です。
看板の鮮度を高くして、安心感と最先端の医療イメージを演出することです。
看板の鮮度とはいわば医院にとっての〝身だしなみ〟です。〝身だしなみ〟を整えて、魅力確率を上げるようにしましょう。

- ・ステップアップ確率
- ・発見率を上げるポイント
- ・魅力を感じてもらう
- ・魅力確立を上げるポイント1
- ・魅力確立を上げるポイント2
- ・IN誘導確率を上げるには
- ・IN誘導確率を上げるポイント1
- ・IN誘導確率を上げるポイント2
- ・増患の仕組みは看板の最適化から
- ・看板:サイン(看板)はコストでなく資産である
- ・看板:「カタチ」で歯科医院のイメージが決まる
- ・看板:書体で医院のイメージが決まる
- ・看板:健康をイメージさせる色
- ・看板:若い世代には文字情報と写真情報を組み合わせる
- ・看板:表現の仕方で来院患者様が変わる
- ・看板:立地に応じた新規患者様の増員構造をつくる
- ・看板:ブルーオーシャン戦略で競合のない市場を目指す
- ・看板:一つの領域、一つの地域で一番になる
- ・看板:自院を自己診断してみよう
























